2010年7月 のアーカイブ

今考えた超現実主義

2010年7月29日 木曜日

こんにちは。metheglinです。
この間金曜ロードショーで「となりのトトロ」を見て以来気分の落ち込み方がすごいので考えてみた。

となりのトトロという作品は超現実・シュールレアリスムの代表作だと思っている。シュールレアリスムの定義はwikipediaによると、「過剰なまでに現実」ということ。
ダリやマグリットが代表的なシュルレアリストだと言われているけど、すごい想像力・空想力だとは思っても「すごい現実だ」とは思わない。
夢でもあんなすごいもの見ない。ぼくの考える超現実はああいった類のものではない。
ダリやマグリットを見てて、こいつら何考えてるかさっぱり分からん、うひょーと荘厳な心境にはなる。
けどぼくの憧れる超現実は、ダリやマグリットと違って視聴者にがっちりとしっぽをつかませなければいけない。

トトロを見ていて、ぼくは長嶋有さんの「猛スピードで母は」と「サイドカーに犬」を思い出していた。これらの作品を見ているときのぼくの脳の動きは非常によく似ていた。常に何かを思い出さずにはいられないわけで、けれどその記憶が具体的になんなのかわからなくって歯がゆい思いをするわけだ。
トトロにも長嶋有の作品にもこどもが主人公として出てくるけれども、彼らの行動や彼らが見ている世界がぼくの子ども時代の記憶とリンクしているような気がするんだ。

たとえば、「猛スピードで母は」の中に、幼いころの主人公が公営住宅のくじを引き当てて、母親からファミレスに連れて行かれてわけもわからずチョコレートパフェを食べさせられたというシーンがある。
僕はなつかしくなって震えた。けどぼくはこういう経験をした記憶は一切ない。なのになぜか僕はむかしの記憶をたどるようにこのシーンを知覚していた。

お母さんが風邪をひいてもどれなくなったという連絡を受けて、メイはさつきとけんかして泣いた。でもそのあと、さつきが泣いてるのを見てメイは泣かなかった。そのとおりだと思う。こういう局面でこどもは泣かない。
そしてメイはとうもころしを抱えて病院へと走る。なんだかよくわからん使命感に駆られてこどもってこういう破天荒な行動をとる。そのときのメイの顔を見てほしいのだけど、こういうときの子どもは本当にそういう顔をする。

こんなこと言ってるけど、やっぱり僕はメイやさつきと同じ境遇に出くわしたことはないし、そういう子どもを近くに見ていたわけじゃない。なのになぜかなつかしくなってしようがないんだな。

なんで同じ経験をしているわけでもないのになつかしいと思うんだろうと。この不思議感覚が超現実の正体だよ。知らない経験の記憶を、あたかも自分が経験したかのようになつかしいと感じること。
現実と明確に異なる出来事であるにも関わらず、現実以上に記憶をゆさぶるこの現象。それが超現実。

前世の記憶を思い出しているのかな、はたまたアニマにアクセスしているのかもしれないな、とそんな気分にさせる。だけど僕はこの感覚の正体は脳の構造の問題だと思ってる。
各人の脳はもちろん独立して動いているけど、同じ社会で、似たような経験をして生きてきて、脳に類似した構造ができるのだと思う。ぼくたちはその構造を通じて感覚を共有できる。

ぼくが感動するのは、絶妙なあんばいで、互いにかけ離れた経験を同じ記憶(脳の構造)に帰結させるシーン。
そういうシーンをいちいち描いてくるのがとなりのトトロであり、長嶋作品であった。

つまりぼくの考える超現実とはこういうもので、この手の作品をぼくはこの世で一番高く評価しているんだ。

あと、スラムダンクおもしろいね。

食べたい人たち

2010年7月24日 土曜日

毎度お世話になっております。肉でたとえるとユッケ、metheglinです。

この世界には、食べたい人たちというのがたくさんいます。文明が発展した先進国でも食べたい人たちというのはたくさんいるんです。
今日は、先進国によくいる、

ひとが食べてる食べ物が気になりすぎて食べたくてしようがない、

そういう人たちをまとめました。

食べたい人たち

今回、食べる役を担当してくれるのが尻山くんです。きらきらとした瞳でむしゃむしゃと食べ物をほおばり、半径30mに存在する人間たちのおなかの虫をならす達人です。
食べられる役はポップコーンをチョイスしました。意外としょっちゅう食べないわりに、その手があった!みたいな位置付けでみんな好きだし、ふつう一人では食べない、まわりに人がいたらいっしょに食べるのが鉄則であり、分けてくれるだろうとの期待をこめやすく、食べ始めたら止まらない。そんなポップコーンを選びました!

スイーツタイプ

スイーツタイプ

スイーツタイプは、女性に多いタイプです。このタイプはポップコーンを見ます。直視します。
ときおりそれが横目だったり、常識を超える頻繁なちら見だったり、とにかくいかにもな動作でちょうだいアピールをしまくります。彼らは基本的に我慢を知りません。

貴公子タイプ

貴公子タイプ

貴公子タイプはポップコーンを見ません。彼らの特徴は、ポップコーンを見まいとする動作が不自然なまでに大げさだという点です。
目をつぶったり、ニヒルなかんじで顔を手で覆ったり、ひとりぶつくさ言って精神を落ち着けます。ポップコーンから気を紛らわすため、九九を暗唱しはじめる人などは完全に貴公子タイプに分類されます。

マリオネットタイプ

マリオネットタイプ

マリオネットタイプは自分がちょうだいアピールをしていることに気付いてはいませんが、一見難解な動作でちょうだいアピールとしか思えないようなことをしてきます。
明らかにこっちを向く。肩をいれてこっちを見てる。けど、視線はどこか違う方を向いてる。焦点があっていない。
彼らは要するにすっとぼけた顔して変な方向を見て、別にポップコーンに興味があるわけじゃないよという信号を送りつつも、視界のはしっこでしっかりとポップコーンを見ているので焦点が合わない感じになります。
大抵こういうやつらは足が浮いたり、貧乏ゆすりをしたりします。私が好きなタイプです。

プリプリタイプ

プリプリタイプ

プリプリタイプは、こんなところでポップコーンを食べるなんて非常識だ!と常識者を装い、自分は怒っているというアピールをします。けどその真相はただポップコーン食べたいだけというのは明らかです。
彼らは非常に大きな深呼吸を吐いたり、咳払いをします。
眉間にしわが寄りますし、指をカタカタさせたり貧乏ゆすりするケースもあり、ひどい人は舌打ちをしたり、とにかくポップコーン食べたいそわそわを自分がイライラしてるのだという信号に転嫁してくるのが特徴です。

ざっとこのくらいをあげてみました。
彼らに総じて言えるのは、まわりから自分がどう映っているか特に深く考えないことです。やっぱそういうのあるからおもしろい!隠しきれない衝動ってたまんない!にじみ出てくる本能に抗うようでいてまんま従ってトリップ!What a wonderful world!

ご静聴ありがとうございました。

低価格定食屋チェーン争いに殴りこむ

2010年7月21日 水曜日

みなさんこんにちは。metheglinです。

吉野家、すき家、松屋の3つはいつ行ってもすごいと思いますし、正直そこで働かれている方たちをぼくは尊敬しています。特に松屋にはじめて行った今年、豚丼が290円とかで味噌汁までついてたのがきわまりないサプライズでした。

さて、このようなワンダフルなオペレーションを披露する低価格定食チェーンの雄、3社に闘いを挑むための方策を思いついたので記しておきますね。

我が社の定食チェーン「むしゃむしゃもぐもぐごっくんぺろり屋」では、メニューの名前を工夫します。

メニュー一覧

  • 一番安いの
  • 二番目に安いの
  • ちゅうくらいの
  • いっちばん高いの
  • 新しいの

解説

近代ビジネスにおいては、価格設定は商売の行く末を左右する非常に重要なファクターです。ここをとことん研究すべきです。
たとえば、Adobe製品は業界のデファクトスタンダードをとってしまっているのでべらぼうに高価な価格を設定できますが、一方でアカデミックパックという低価格版を学生・教職員向けに提供しています。これはつまり、定価だと到底購入できないだろうという層にも購入意欲がはたらくようにし、利益の最大化をはかっているのです。
コモディティ化がいくとこまでいって、あとは限界費用に達するまで価格競争が進むという状態はもちろん企業にとってはよろしゅうおません。要するに、ターゲットを明確に分け、それぞれに向けたバージョンの商品を用意し、それぞれの層が支払うであろうぎりぎりの価格を設定することがとても重要です。もちろん商品にそれなりの価値がなければ実現しないことですので、その領域に達するまでの熾烈な闘いを日々企業はやっているというのがわたしの解釈です。
マクドナルドは激安というイメージがしみついていますけど、家族連れが食べるのはほとんどセット商品だったりして、そのセット商品は割高だったりしますよね。

私は今回ターゲットをおそろしく明確に分けたメニュー名を考えました。
このシステムでは松屋のように券売機などの機器は使用しません。あくまで店員がお客様からメニューを聞き、お客様が直接メニュー名を口にしてもらうというのがコンセプトです。そして店員にはまじでかい声で注文を復唱させます。お客様が何を注文するかというところが、そのままお客様のステータスを表示するものとなり、シグナリングになるというのが、「むしゃむしゃもぐもぐごっくんぺろり屋」の特徴です。

一番安いの

「一番安いの」は、弊社が持てる力を全て費やした驚きの低価格を体現した目玉商品となります。
「一番安いの」を注文するお客様は、(あいつ一番安いのたのんでるぜ、ぷぷ)とひとさまから思われても何ら動じない、とにかく安いの食べさせてくれ!という私のようなせこい人間どもです。そういった人たちには質より量。「この安さでこの量?」と言わしめるすさまじい低価格パフォーマンスを見せつけてやることが重要です。

二番目に安いの

「二番目に安いの」を注文されるお客様は、実はお金があんまないけど、世間体を気にするためしぶしぶ下から2番目を選択する人たちです。
私どもはそういう心理からお金を巻き上げます。「二番目に安いの」は「一番安いの」に比べてかなり割高になっており、利益率が高めに設定される商品となります。

ちゅうくらいの

「ちゅうくらいの」はオプションです。本商品の位置付けは「二番目に安いの」と何ら変わりません。
ファーストフード店では飲み物などいちいちサイズを選べるようになっていますが、最も注文が多いのがMサイズだと言います。人はサイズの決断を迫られたとき、とりあえず真ん中のサイズを選んでしまうそうです。日本人ならなおさらのことでしょう。
やはり私どもが金を巻き上げるのはこういった心理からです。ですから、「ちゅうくらいの」も割高な価格設定にします。

いっちばん高いの

「いっちばん高いの」を注文されるお客様は、「わお、あの人一番高いやつたのみやがったぜ・・・」と思われたい人々です。ステータスのためにお金を支払う人たちです。
弊社としては、こういうお客様にもっともっと来てもらいたいわけです。ですから、いっちばん高いと言っておきながら案外高くなく、お得感がある商品に仕上げます。そうやって最高の充足感でお帰りいただけるのが本商品です。これを割安に設定しておくとサイドメニューの売上増加も見込めますね。
ポイントは「いっちばん」とちっちゃいつをいれるところです。

新しいの

最後に新メニューに関しては、「新しいの」とネーミングします。
そうすることで新しいもの好きの人たちを囲いこめます。当然、(あの人新しいもの好きなんだわ、かっこいい)となりますしね。
オプションで「すごく新しいの」とか「世界初の」とかをつけてもいいかと思われます。

さて、人々の心理を絶妙についた目からウロコの定食屋マーケティング、いかがでしたでしょうか。
早速このプランをひっさげて会社設立の準備をしないといけませんね。忙しい、忙しい。

え?なに?
・・・
なになに!?聞こえない。
・・・

おまえが死ね!

今考えた盛り髪

2010年7月14日 水曜日

どうもmetheglinです!
今さらですけど、盛り髪ってすごいですよね!なんかほら、もうこれ大喜利なのかなみたいなノリがあるよね。

盛りヘアスタイル -NAVERまとめ

ぼくもこれらに勝るとも劣らないすごい盛り髪を考えましたので、みなさん盛ってみてください。

タイトル:『古代インディアンコスモ盛り』

古代インディアンコスモ盛り

南アフリカW杯、ピッチの外で火花を散らすもうひとつの闘い

2010年7月7日 水曜日

はいどうもこんばんは。世のmetheglinファンのみなさま大変お待たせいたしました。
南アフリカW杯、ピッチ外で繰り広げられる熾烈な闘いについてのレポートが仕上がりましたので、報告いたします。

W杯の経済効果というのは莫大なものがありますね。
したがいまして、世界中の多くの企業どもがビジネスチャンスを求めて数々の商戦を展開したりしますね。おもしろいのだと、ブブゼラのアイフォンアプリとか。ここぞとばかりにくいつく。
つまり、W杯などの大イベントでは闘いは何もピッチの上だけではなく、大いに外でもドンパチやっているのです。

遠いFukuoka Japanのここでも、ひとりの男のプライドをかけた熱い熱い戦いが繰り広げられていたのです。
実はひっそりと繰り広げられていたんですよ。誰か気付けや!

その男の名は
metheglin

福岡で3本の指に入る日本代表応援フェイスペインター
くらいのかんじの男ですね。

日本代表応援フェイスペインティング案 其の一

日本 日本 vs カメルーン カメルーン

フェイスペインティング案1

歌舞伎を模したフェイスペイントです。日本代表応援フェイスペイントとしては、なかなか迫力もあり、否が応でも和をイメージさせるので、アイデアとしては非常に素晴らしいペイントであると自負しています。
けども前準備が足りなすぎて、引っ張り出してきた昔の12色100円の絵具を使ったので、非常に汚い。きったないできになりました。

フェイスペインティング案1

フェイスペインティング案1

フェイスペインティング案1

日本代表応援フェイスペインティング案 其の二

日本 日本 vs オランダ オランダ

フェイスペインティング案2

右翼を模したフェイスペイントです。
こちらは髪型や衣装から雰囲気作りをしているということもあり、慎重な下準備のもと試合に臨みました。
オールバックにしたのははじめてだったので、前日にオールバックのみ予行演習を決行しましたし、カメルーン戦の失敗から学び白赤黒の絵具を新しく購入いたしました。

フェイスペインティング案2

色眼鏡をかけないとこうなります。

フェイスペインティング案2

かけるとこうです。

フェイスペインティング案2

かけないとこうなります。

フェイスペインティング案2

かけるとこうです。

フェイスペインティング案2

かけないとこう。

フェイスペインティング案2

うん。

日本代表応援フェイスペインティング案 其の三

日本 日本 vs デンマーク デンマーク

フェイスペインティング案3

さて、困ったのがデンマーク戦です。オランダ戦にて既にネタは尽きていたのです。
どうしようかなと思って、このまま死のうかなとも考えたのですが、キックオフの約2時間前ほどに急にアイデアを思いついたので予定通り決行いたしました。したがってまだ私は生きています。
紙粘土で顔の骨格をかえてホリ深くしようというのがデンマーク戦のコンセプトです。けれど思いついたのがギリギリだったので、紙粘土を買いに行く余裕はなく、3年前くらいに買っておいていた紙粘土を使用しました。かっちかちで大変でした。ホリ深めるのは見ての通り失敗しました。

フェイスペインティング案3

フェイスペインティング案3

フェイスペインティング案3

フェイスペインティング案3

フェイスペインティング案3

フェイスペインティング案3

日本代表応援フェイスペインティング案 其の四

日本 日本 vs パラグアイ パラグアイ

フェイスペインティング案4

決勝トーナメントまできました。地道な鍛練あっての成果です。
ここでフェイスペイントは3Dに対応しました。
実は短時間でやっつけの準備をしたので質はかなり低いのですが、遠くから見ると案外質の低さは目立たなくて、好評でした。僕もあとあと見ると気に入っています。

フェイスペインティング案4