2010年4月 のアーカイブ

AKB48から学ぶ基礎アイドル学前編

2010年4月29日 木曜日

こんにちはmetheglinです。
はやくもこのブログのデザインに嫌気がさしてきました。やっぱりシンプルなのがいいです。

こないだ久しぶりに下界に降りてきたら、下界がAKB48談で盛り上がっていたのでびっくりしました。よくよく話を聞いてみると、すごく興味深いところがあったので、ネットで少し調べてみたんですけどこりゃやられたと思いましたね。
その昔、ハリウッドが成功する映画の方程式を練り上げたように、アイドルアーキテクチャを成功に導くモデルができつつあるのかなという感じを受けました。
今回AKB48が実証的に展開している成果をもとに私の考えを述べていきます。
ちなみに私、昨日今日AKB48についてかじってみたくらいのnoviceですんで、間違った解釈をしている部分があるかと思います。そのときは指摘していただけると幸いです。

AKB48イメージ図
※AKB48のイメージ図

AKB48公式サイト

私がおもしろいと思ったポイントは3つあります。
1.チームA、チームK、チームB、チーム研究生とチーム分けされている

48人という大人数のグループだと、初めての視聴者はおさえるべきポイントが分からず混乱に陥ってしまうでしょう。チーム分けを行うことで情報をある程度整頓させて世に出すことができる。
宝塚歌劇団は○○組、新撰組は○番隊など、人気がある大人数チームは特有の名称でチーム分けを行っていますね。
大人数を一緒くたに見ると何がなんやら分かりませんが、きちんと縦割りで組織構成されると見る側は楽しいし、非常に見やすいのです。

2.1軍はチームA,K,Bの3つで、研究生には昇格のチャンスがある

これは私の知るところでは、恋のから騒ぎのように番組の出演者を流動的に変化させる形式が発端です。
この仕組みをアイドルグループに輸入したのがモーニング娘。革命ではなかったでしょうか。メンバーの入れ替えをグループの一大イベントにしたてあげ、通常時間と共に衰退していくであろうアイドルグループをフレッシュに保つと同時に世間の注目をぐっと集めました。
グループのブランド力だけ残して、賞味期限の短いアイドルという弱点を見事にカバーしました。
図1
メンバー流動型にすることで成長期間を延ばすことが可能

3.総選挙という人気投票の仕組みがあり、力のあるアイドルがランキングで一瞥できる

さて、一番おもしろいのは総選挙・ランキングの仕組みです。
2で述べたように、メンバー入れ替えの契機として一大イベントを総選挙と称して人気投票を行う。ここに視聴者からの入力要素を加えたところがポイントです。つまり、アイドルグループがユーザ参加型へと進化したのです。「会いに行けるアイドル」というコンセプトがいうように、ユーザ参加型の特性はこのグループの肝です。
ただ、ランキング付けの仕組みはもうひとつ重要な側面を担っています。
特定の一人にランキング何位というステータスが加わり、様々な方面から評価できるようになります。またGoogle検索の例でも分かるように、人気のあるものをさらに人気が集まるようにする仕組みがランキングにはあります。こうしてできたランキングなどの一般的な指標があれば、初めて見る大人数グループでもとっつきやすく、見てて楽しいのです。1でも述べましたように、氾濫する情報を整頓でき、一人一人をより記憶に残りやすくする効果があります。

しかし私はファンの人気投票により、1位2位3位と順位付けがなされるのは、アイドルのステータスづくりとしてはどうかなと思っています。
私の考えでは、メンバーの中で誰が一番人気があるかは分からない方がよい。
誰も文句を言えない形で獲得票数が発表されると、だれだれちゃんが一番だ!いや、まるまるちゃんだ!という議論が起こる余地がないからです。そうだとおもしろさに欠けます。
漫画ワンピースでは王下七武海というキャラクターが出てきますね。あれも数多のキャラクターの中から「七武海というステータスをもつのは強い人たちです」という情報の整理の役割を果たしています。けれど、誰が誰より強いというのがはっきり分かる、戦闘力の数値みたいなものはあいまいなままです。それがあるから結局視聴者は力関係に興味がわいてあれこれ想像をめぐらすんです。

私がはじめてワンピースを読んだ中学生のころ、やられたと思ったのは、人物の強さを懸賞金の金額で表したことでした。金額を見れば大体の強さが分かります。でも、それはあくまで目安で、”厳密に”どっちが強いかは闘ってみないと分からない。
目安は与えるけれども、絶対的な値は与えない。この微妙な力加減が重要なのです。

私が新たにこれに代わる仕組みを考えるならば、金額で表すというアイデアを拝借して、アイドルひとりひとりに対して有価証券を発行します。AKBは握手会をやっているそうなので、これをアイドルと握手できる権利と引き換える役割を持たせるといいかもしれません。
この握手証券の価値を市場に委ねて、時価総額でランキングを表すのです。
これで大まかにある程度の人気度をはかることができます。けれど、”厳密な”人気は分かりません。なぜならたまたまAさんが富豪層から好かれて、握手証券の価値が跳ね上がることが考えられるからです。
このようにベールに包まれた部分ををある程度保つことが重要だというのが私の意見です。

AKB証券

屈託のあるブログ頭ポッケ

2010年4月22日 木曜日

こんにちは。metheglinです。
ピグミーバンク代表のわたくしmetheglinが今日から正式にブログをはじめます。本ブログでは、必ずやみなさんに価値のある情報を提供しますことをお約束いたします。
当面の目標は週1更新です。長期的な目標は、国民の20%が読めば、GDP1%増/年級の価値の創出です。

口だけではなんとでも言えますので、早速本日サンプルをお見せいたします。どれだけ頭ポッケが崇高なブログかおわかりいただけるでしょう。

今日のテーマは屈託のある笑顔です。
屈託のある笑顔とはどんなものか研究しました。

屈託のある笑顔1図1
この図1が屈託ある笑顔のイデアです。目ん玉はひんむいています。実は目ん玉ひんむく威力は絶大です。目ん玉ひんむくのは、屈託ある笑顔の必要条件ではありませんが、十分条件に値するほどの力を持っています。屈託のある笑顔をつくろうと思えば、目ん玉ひんむくだけでことたりる。簡単でしょう。
それから、歯はできるだけむき出しておいた方が無難です。欲を言えば歯並びはガタガタであった方がなおいいです。

屈託のある笑顔2図2
個人的には歯をくいしばって笑うのも屈託があるように見えます。
私が中学生のころ死ぬほどきらいだった人が歯をくいしばってにっとするタイプの笑い方だったので、間違いないでしょう。どことなくこの図2もその人に似てる気がしてきました。
幼少期の憎悪の記憶とはかけがえのないものですね。

屈託のある笑顔3図3
それからよく散見されるのがこの例です。おかしくて笑っちゃって頬の筋肉に力が入ってるのに、なお目ん玉ひんむくのをやめようとしないがためにおこる、目の形が半月形になってしまう例です。笑っちゃってんのに目ん玉ひんむくのをやめようとしないっていうのが屈託の象徴みたいなものです。

屈託のある笑顔4図4
最後は各パーツのクオリティをあげた結果の産物です。腹の底からこみあげる笑いがあって、それをどうしてもおさえきれないかんじを表現しました。
目は相変わらずひんむくのですが、ポイントは通常よりもさらに下をむくことです。決して上を向かせてはいけません。目ん玉が上を向くとただの馬鹿みたいになってしまうので注意が必要です。
それからやや興奮しているので、鼻の穴が増大します。同様に唇がめくれあがって前歯が通常よりも露出されます。
少しおもしろいのが、眉間にしわがよるというところです。ふつうあまりよくない精神状態のときに眉間にしわがよるものですが、このとき例外的に眉間のしわが発生します。これは心の中で人を笑いたい衝動をもれなく顔面上で体現したいという無意識的な欲望が現れたものだと考えられます。笑うと頬の筋肉が動きますので、目と口は理性でコントロールできなくなるんですね。だから唯一コントロール可能な眉まわりの筋肉で喜びを表現するのです。

さて屈託のある笑い方講座はいかがでしたでしょうか。
基本的に左右非対称な笑い方は怪しいと見なされますので、そういうテクニックを組み合わせるのもいいかもしれません。
それではみなさんのご多幸を心よりお祈り申し上げます。

屈託スマイル